「食」の持つ可能性をもっと多くの方に実感していただくために―

Q.こちらに仕事に就いたきっかけや決め手になったことを教えてください。

A.大学を卒業してから管理栄養士としてさまざまな施設において経験を積んできました。もともと私自身が食べることが大好きで飛び込んだ世界でしたが、専門的な知識を深めれば深めるほどこの「食」というものがいかに私たちの生きる力の根底を支えているものなのかについてあらためて考えさせられました。食の持つ可能性にもっと期待して、例えば病気に苦しむ方々やご高齢のみなさんにとって、もっと具体的な形にして届けることができれば何か私にも力になれることがあるのではと思いこちらに入職しました。

Q.現在のお仕事内容や大切に考えられていることなどを教えてください。

A.こちらは高齢者施設になりますので、私たち栄養士は利用者様一人一人の健康面や栄養状態を検討して個別のプランを作成したりフォローアップしたりすることが中心業務です。年齢や身体的なご事情なども含めて細かく分析し、それぞれの課題や問題点を見つけ出します。結果はご本人だけでなくご家族の方々にも共有させていただき、しっかりとご納得いただいた上で日々のお食事をご提供させていただいております。実際にお食事されている利用者様のもとでご様子を観察させていただくこともありますし、個別の改善が必要となる方に対しては細やかなサポートもさせていただいております。お食事の形態も人によってさまざまですが、例えば粥やムース食、減塩食などといった身体の状態にあわせた食事の摂り方などはとても重要な観点です。一方でアレルギーやその日の体調、味や食材に対する個人の好き嫌いなども普段の食生活には大きな影響を与えるものです。こちらには100歳以上の利用者様も大勢いらっしゃいますから、年齢的にもお食事の好みが分かれがちです。それでもできるだけ多くの方に喜んでいただけるような献立作りを目指してスタッフ一同努力いたしております。看護師をはじめさまざまなスタッフたちとも密に連携し、お一人お一人にとってのベストなお食事を模索する日々です。ときにはご家族から利用者様の好きなもの、食べやすいものなどをヒヤリングさせていただき、そこからヒントを得て新しいアプローチを試みることもあります。

もうひとつ、私たちが大切にしている仕事があります。それは施設内で行われるさまざまなイベントです。イベント時だけの特別な献立作りや地域のボランティアのみなさんと行う「合同喫茶」といった行事には特に力を入れて取り組んでいます。例えば合同喫茶では栄養士だけではなく、介護職員・ご利用者様と様々なお菓子を作って提供させていただくこともありますし、敷地内の畑で収穫された旬の食材で作るメニューなど、私たちもみなさんと一緒にあれこれ考えることを楽しませていただいています。食はやはり明日を生きる活力に直結するものです。大好物を召し上がる利用者様の笑顔は特別ですし、みなさんの素直な反応を直接的に感じられることはこの仕事ならではの醍醐味です。

Q.この仕事を通じてやりがいや充実感を感じる瞬間はどんなときですか?

Aやはりご利用者様が笑顔で「美味しかったよ!」と声をかけてくださることが一番嬉しい瞬間ですね。楽しそうにお食事をされているご様子を拝見させていただくときなども嬉しく思います。逆に「今日はちょっとイマイチだったよ」などと素直な感想をいただく際にも「よし!次こそ頑張ろう!」と思えます。お年寄りというとどこか肉より魚といったイメージをお持ちになられる方もいるかもしれませんが、こちらにいらっしゃる利用者様はお肉が大好き!そんなみなさんをもっと元気に力強くサポートできるようにこれからも努力したいと思います。

Q.この仕事を通じて感じるご自身の成長とは?

A.こちらの施設に来て人と深く関わる機会がとても多くなったと思います。スタッフ間だけでなく利用者様から勉強させていただくことは多いですし、コミュニケーション能力なども以前の自分に比べればとても成長したと思います。言葉がけひとつをとっても以前はうまくいかなくて悩むことも多くありました。特に苦手なものを食べていただきたいときなどは指示するような言葉かけではなく、「私が作ってみたんだけど、ちょっと味見してみて欲しいな」などと言い方やアプローチを少し変えてみるだけでもスムーズに食べていただけることがあります。そういった気づきをここでたくさん得たことは今の自分にとって大きな財産です。

Q.これからの目標や達成してみたいことはありますか?

A.栄養に関するガイドラインや目標数値などは年々更新されるため、正しい情報を積極的に取り入れる努力は欠かせません。まだまだ経験も浅く、手探りのことも多いですのでもっと幅広く興味や関心を持って知識を深めていきたいと思います。新しい資格もたくさん登場していますので、近い将来チャレンジしたいですね。

Q.職場の風土や雰囲気を教えてください。

A.管理栄養士は現在2名。厨房での調理は委託会社のスタッフさんたちが担当していますが、イベント時は私たちがオリジナルの献立を作り提供しています。楽寿園は外部研修などにも積極的に参加させてくださいますし、地域の栄養士会も充実していて安心して仕事に取り組むことができています。施設内においても介護全般についての知識や技術について広く学べる機会も多く、他職種のスタッフたちとも垣根なく何でも相談しやすい関係性です。育児と両立しているスタッフなどにも大変理解がある職場なのでとても働きやすいです。

Q.この仕事に向いている方や「こういう人と一緒に働きたい」と思われる方はどんな方ですか?

A.自身の「食べることが好き」という気持ちは栄養士の仕事においてはとても重要な要素だと思います。何にでも広く興味を持って、失敗を恐れず挑戦できる方とぜひ一緒に働きたいですね。感謝の気持ちを持って相手に素直に「ありがとう」を伝えられることもこの仕事においてはとても重要なことだと思います。興味をお持ちの方はぜひ一度見学にいらしていただければと思います。

管理栄養士 リーダー 勤務4年目:小谷華世さん

「食」の持つ可能性をもっと多くの方に実感していただくために―

Q.こちらに仕事に就いたきっかけや決め手になったことを教えてください。

A.大学を卒業してから管理栄養士としてさまざまな施設において経験を積んできました。もともと私自身が食べることが大好きで飛び込んだ世界でしたが、専門的な知識を深めれば深めるほどこの「食」というものがいかに私たちの生きる力の根底を支えているものなのかについてあらためて考えさせられました。食の持つ可能性にもっと期待して、例えば病気に苦しむ方々やご高齢のみなさんにとって、もっと具体的な形にして届けることができれば何か私にも力になれることがあるのではと思いこちらに入職しました。

Q.現在のお仕事内容や大切に考えられていることなどを教えてください。

A.こちらは高齢者施設になりますので、私たち栄養士は利用者様一人一人の健康面や栄養状態を検討して個別のプランを作成したりフォローアップしたりすることが中心業務です。年齢や身体的なご事情なども含めて細かく分析し、それぞれの課題や問題点を見つけ出します。結果はご本人だけでなくご家族の方々にも共有させていただき、しっかりとご納得いただいた上で日々のお食事をご提供させていただいております。実際にお食事されている利用者様のもとでご様子を観察させていただくこともありますし、個別の改善が必要となる方に対しては細やかなサポートもさせていただいております。お食事の形態も人によってさまざまですが、例えば粥やムース食、減塩食などといった身体の状態にあわせた食事の摂り方などはとても重要な観点です。一方でアレルギーやその日の体調、味や食材に対する個人の好き嫌いなども普段の食生活には大きな影響を与えるものです。こちらには100歳以上の利用者様も大勢いらっしゃいますから、年齢的にもお食事の好みが分かれがちです。それでもできるだけ多くの方に喜んでいただけるような献立作りを目指してスタッフ一同努力いたしております。看護師をはじめさまざまなスタッフたちとも密に連携し、お一人お一人にとってのベストなお食事を模索する日々です。ときにはご家族から利用者様の好きなもの、食べやすいものなどをヒヤリングさせていただき、そこからヒントを得て新しいアプローチを試みることもあります。

もうひとつ、私たちが大切にしている仕事があります。それは施設内で行われるさまざまなイベントです。イベント時だけの特別な献立作りや地域のボランティアのみなさんと行う「合同喫茶」といった行事には特に力を入れて取り組んでいます。例えば合同喫茶では栄養士だけではなく、介護職員・ご利用者様と様々なお菓子を作って提供させていただくこともありますし、敷地内の畑で収穫された旬の食材で作るメニューなど、私たちもみなさんと一緒にあれこれ考えることを楽しませていただいています。食はやはり明日を生きる活力に直結するものです。大好物を召し上がる利用者様の笑顔は特別ですし、みなさんの素直な反応を直接的に感じられることはこの仕事ならではの醍醐味です。

Q.この仕事を通じてやりがいや充実感を感じる瞬間はどんなときですか?

Aやはりご利用者様が笑顔で「美味しかったよ!」と声をかけてくださることが一番嬉しい瞬間ですね。楽しそうにお食事をされているご様子を拝見させていただくときなども嬉しく思います。逆に「今日はちょっとイマイチだったよ」などと素直な感想をいただく際にも「よし!次こそ頑張ろう!」と思えます。お年寄りというとどこか肉より魚といったイメージをお持ちになられる方もいるかもしれませんが、こちらにいらっしゃる利用者様はお肉が大好き!そんなみなさんをもっと元気に力強くサポートできるようにこれからも努力したいと思います。

Q.この仕事を通じて感じるご自身の成長とは?

A.こちらの施設に来て人と深く関わる機会がとても多くなったと思います。スタッフ間だけでなく利用者様から勉強させていただくことは多いですし、コミュニケーション能力なども以前の自分に比べればとても成長したと思います。言葉がけひとつをとっても以前はうまくいかなくて悩むことも多くありました。特に苦手なものを食べていただきたいときなどは指示するような言葉かけではなく、「私が作ってみたんだけど、ちょっと味見してみて欲しいな」などと言い方やアプローチを少し変えてみるだけでもスムーズに食べていただけることがあります。そういった気づきをここでたくさん得たことは今の自分にとって大きな財産です。

Q.これからの目標や達成してみたいことはありますか?

A.栄養に関するガイドラインや目標数値などは年々更新されるため、正しい情報を積極的に取り入れる努力は欠かせません。まだまだ経験も浅く、手探りのことも多いですのでもっと幅広く興味や関心を持って知識を深めていきたいと思います。新しい資格もたくさん登場していますので、近い将来チャレンジしたいですね。

Q.職場の風土や雰囲気を教えてください。

A.管理栄養士は現在2名。厨房での調理は委託会社のスタッフさんたちが担当していますが、イベント時は私たちがオリジナルの献立を作り提供しています。楽寿園は外部研修などにも積極的に参加させてくださいますし、地域の栄養士会も充実していて安心して仕事に取り組むことができています。施設内においても介護全般についての知識や技術について広く学べる機会も多く、他職種のスタッフたちとも垣根なく何でも相談しやすい関係性です。育児と両立しているスタッフなどにも大変理解がある職場なのでとても働きやすいです。

Q.この仕事に向いている方や「こういう人と一緒に働きたい」と思われる方はどんな方ですか?

A.自身の「食べることが好き」という気持ちは栄養士の仕事においてはとても重要な要素だと思います。何にでも広く興味を持って、失敗を恐れず挑戦できる方とぜひ一緒に働きたいですね。感謝の気持ちを持って相手に素直に「ありがとう」を伝えられることもこの仕事においてはとても重要なことだと思います。興味をお持ちの方はぜひ一度見学にいらしていただければと思います。

ユニット型施設 介護職 リーダー 勤務13年目:篠原瑞紀さん

 

かけがえのない穏やかな日常を守るということ

Q.こちらに入職されたきっかけや決め手になったことを教えてください。

A.この仕事に興味を持ったきっかけは、学生のときに介護施設にボランティアに行ったことでした。お年寄りのみなさんのさまざまなサポートをすることは直感的に楽しいと感じましたし、自分に向いている仕事なのではないかと思いました。その後専門学校にも通い、本格的に資格を得て就職先を探す中、偶然友人と訪れたのがこちらの楽寿園でした。家から通いやすい距離にあり、とてもアットホームで温かな雰囲気が感じられました。他の施設もいろいろと見学させていただきましたが、楽寿園は良い意味で施設っぽさがなく、のびのびとした自由さがあります。入所者さんもみなさん活き活きとした表情をされていますし、職員の方々もとても楽しそうに働かれていたのが印象的でした。実際に入職してみてもこちらの働きやすさは期待以上でした。

Q.現在のお仕事内容や大切に考えられていることなどを教えてください。

A.現在私は特別養護老人ホームにて勤務しています。主な仕事内容としては入所者さんの誘導や着替え、入浴、排せつなどといった日常的な身の回りのお世話が中心となります。特にこちらではユニット型ケアを導入しているため個別性の高いケアをご提供しています。10人をひとつのユニットとし、入所者さんが今まで生活してこられた趣味趣向、感覚などもできるだけ尊重しながら、一人一人の状況に寄り添ったケアや環境作りにこだわっています。例えば使い慣れた家具をそのまま使用していただいたり、ご自身の生活されてきた雰囲気にできるだけ近い形で過ごしていただけるように細かな部分にも工夫をちりばめています。もちろんご自身でできることは極力自分でやっていただくというスタンスはそのままに、家庭的な雰囲気の中できめ細やかなケアを目指しています。その他、私はリーダー業務も兼任しているため、スタッフの育成や管理、勤務表の作成、行事の企画なども幅広く行っています。季節折々の行事だけでなく、日常の中でのちょっとした試みとして、例えば場所を変えていただく朝食や居酒屋気分を味わえるような趣向を凝らした面白い企画など、私たちにできる範囲にはなりますが少しでもご希望を叶えられるような取り組みをみんなで協力して行っています。禁止事項ばかりに目を向けるのではなく、工夫すればできることがまだまだたくさんあります。まずは前向きな気持ちでチャレンジしてみるという空気感をここでは大切にしています。スタッフたちの思いも熱く議論はいつも活発です。

私がこの仕事をする上で特に大切に考えていることは「優しい言葉がけ」です。お互い人間ですから気持ちの上がり下がりももちろんあります。それでも入所者さんには気持ち良く穏やかな毎日を送っていただきたいと切に願います。丁寧な思いが少しでも伝わるよう、入所者さんとはいつもまっすぐに向きあうように心がけています。

Q.この仕事を通じてやりがいや充実感を感じる瞬間はどんなときですか?

A.やはりみなさんが喜んでくださったり、笑顔が飛び出すような瞬間は素直に嬉しいですね。スタッフとの何気ないやりとりで笑いあっている風景や、いつも通りの穏やかな時間が施設内に流れているときなども嬉しく思います。みなさんとてもお元気で私の方がいつもパワーをいただいているくらいです。一方で、看取りを含めたケアも必要となる現場です。体調の急変も十分に考えられる現場だからこそ、普段の穏やかな日常は私たちにとってもかけがえないものです。

Q.この仕事を通じて感じるご自身の成長とは?

A.リーダーという立場になって見える世界が大きく変わりました。今までは目の前の仕事をこなすことで精一杯でしたが、今では広く全体を俯瞰して物事を見る立場となりました。一呼吸おいて冷静に周りを見て考えることの大切さも身を持って知りましたし、正しい知識や技術を持つことの意義もあらためて痛感しています。目の前の目標をクリアすることばかりに注力するのではなく、もっと先を見据えた長期的な視点を持つこともあわせて求められます。また、入所者さんに対するケアのあり方としてもその方、その場面にあったケアのあり方というものを少しずつではありますが経験を通じて掴めてきた自信もあります。臨機応変に対応する力というのはこちらにきてとても鍛えられました。決して正解のある仕事ではありませんから、ときにまだ迷うこともあります。まだまだ失敗も重ねて試行錯誤している日々ですね。

Q.これからの目標や達成してみたいことはありますか?

A.「いかに小さな変化に気づけるか」という感覚がとても重要となる現場です。答えは目に見えない部分にあったり、それまでの関係性の中から導き出されるものが多くあります。尊い人の命を預かる現場ですから、そういった部分に対してももっと意識高くスタッフみんなでこれからも取り組みたいと思います。

Q.職場の風土や雰囲気を教えてください。

A.10名の利用者さんを6名のスタッフで担当しています。若手からベテランまで幅広く、男女の差もなくみんなが等しく活躍できる現場です。育児と両立しているスタッフもいますので、急なお休みなどにも協力して柔軟に対応しようと自然と助けあえる頼もしい仲間たちです。

Q.この仕事に向いている方や「こういう人と一緒に働きたい」と思われる方はどんな方ですか?

A.どんなことにも前向きに、いったん自分なりに受け止めてみるというプロセスがとても重要となる現場です。さまざまな角度から物事を考えられる力というのはどんな仕事においても大切なことだと思います。ここ楽寿園では新人さんには先輩スタッフが必ず一人ついて優しく指導いたしておりますので、初めての方も安心して仕事に取り組めます。研修体制も充実していますので、介護の仕事に新しく挑戦してみたいとお考えの方にもおすすめできます。ぜひ私たちと一緒にここで楽しく働いてみませんか?

デイサービス 相談員 在宅課課長 勤務15年目:澤田忠義さん

利用者とご家族にとってここが最後の砦となれるように

Q.こちらに入職されたきっかけや決め手になったことを教えてください。

A.私にとって祖母が亡くなったことは大きな転機となりました。忙しい両親のもとで育ったこともあり人一倍おばあちゃん子だった私にとって祖母の死は『もっと自分にも何かできることがあったのでは』と深く考えさせられるきっかけとなりました。当時の私は商社のサラリーマンでしたが、ある人に「おばあちゃんにその恩を返すことはもうできないけれども、あなたの思いを社会に還元することは今からでもできるのでは?」と言われた一言が胸に響き、25歳のときに思い切ってこの介護の世界に飛び込みました。最初は医療系施設にて介護職員として勤務していましたが、その後デイサービスの仕事に興味を持ったことで現在はこちらで相談員として勤務させていただいております。介護の世界に入ったばかりの頃は資格も知識も何も持っておらず、ただがむしゃらに仕事と並行して独学で勉強する日々でしたが、のちに介護福祉士やケアマネージャーの資格も取得いたしました。楽寿園に来てからは特養のユニット型施設の立ち上げなどさまざまな経験もさせていただきました。

デイサービスの魅力はやはり何といってもお元気なみなさんと楽しい出会いがあることです。高齢者と一口にいってもまだまだお元気で活発に活動できるみなさんをお支えするこの仕事には大きなやりがいと意義を感じています。介護度が高まるにつれさまざまなサービスが広がっていく中、デイサービスはその入り口部分にあたる場所です。そこで私たちがやるべきこと、できることはまだまだあると考えています。比較的自由度も高くさまざまななことに果敢にチャレンジできる可能性があるデイサービスで、もっと多彩な切り口でみなさんの健康をサポートできればと思い日々スタッフと共に奮闘しています。

Q.現在のお仕事内容や大切に考えられていることなどを教えてください。

A.在宅課課長という立場と相談員の二つの仕事を掛け持ちしています。スタッフの欠員があれば私もフロアに立って対応しておりますので、まだまだ現場主義を自負しております。ご家族やケアマネージャーさんたちと連携・調整しながら利用者さんにとってのより良いサービスのご提供に努めております。当施設をご利用いただくみなさんは何かしら介助の手を必要とされている方々ですので、実生活の中でもどこか不自由さや辛い思いを抱えられていることも多いと思います。例えば独居で生活されている方、できることが徐々に減っていく中で自信を無くされつつある方、周りの手を借りることを申し訳なく思う方など抱えられている悩みは人それぞれです。ここは病院ではありませんから痛みを直接的に取り除くことはできません。しかし、一緒に喜んだり笑いあったりして楽しいひとときを共有することで少しでも辛いお気持ちに寄り添うことができればといつも思います。そんな些細だけれども豊かな時間を丁寧に重ねてこそ特別な関係性や絆というものは築かれるものです。誰しも住み慣れた我が家で末永く生活したいという、素朴で切実な願いを持っています。そういった思いを力強くお支えできる私たちであるために、これからもさまざまなサービスやアイデアを形にできればと思います。

Q.この仕事を通じてやりがいや充実感を感じる瞬間はどんなときですか?

A.先日も私が偶然お休みをいただいていたタイミングでお越しになられた利用者さんがいらっしゃいました。後日「あなたがいなくて寂しかったわよ!」なんてお声がけいただきました。確かな絆が利用者さんと築けていることをあらためて実感できて心から感激しました。人との温かなつながりが手に取るように感じられることこそ、この仕事ならではのやりがいだと思います。辛い時期ほど一緒にそこを乗り越えようとしっかりと手を取りあうことで強い絆が生まれます。地域の方々にとってもここが最後の砦となれるよう、一人でも多くの方のお気持ちをすくい上げることができればと思います。ご家族との連携もとても重要です。私たちはどんなに頑張っても家族になることだけはできません。両者の間をつなぐ架け橋としてひとつでも多くのできることを見つけ、懸命に介護に取り組まれているご家族のお気持ちにもしっかりと寄り添うことができる存在でありたいと思います。

Q.この仕事を通じて感じるご自身の成長とは?

A.部下を持つことはこちらにきて初めての経験でした。後輩たちを信じて任せること、一歩引いて落ち着いて全体を見渡すことが最近になってようやくできてきたように思います。後輩たちの頑張る姿をみて感銘を受けたり、もっと自分も頑張らなければと奮い立たされることがよくあります。熱い思いと冷静な視点も同時に持ちながら、全体を整えるということが少しずつ理解できてきた自分には大きな成長を感じます。これといった決まりきった形があるわけではない仕事です。だからこそ、多角的に判断する視点はとても重要です。

Q.これからの目標や達成してみたいことはありますか?

A.スタッフに対しても利用者さんに対しても「しっかりと話をする」というスタンスはこれからも自分の中で忘れずにいたいと思います。これからも楽寿園が地域で選ばれるデイサービスであるために、さらなるクオリティの高さも誇れる施設であり続けたいと思います。人材育成は大きなテーマです。スタッフに対しても何でも気軽に相談しやすい環境作りに努めたいです。

Q.職場の風土や雰囲気を教えてください。

A.スタッフは全9名、経験豊富なみなさんです。特に女性がパワフルに活躍されている現場ですので、育児と両立して頑張るスタッフたちも大勢います。チームワークが物を言う介護の現場です。チーム内も自然と助けあおうとできる温かな信頼関係があります。

Q.この仕事に向いている方や「こういう人と一緒に働きたい」と思われる方はどんな方ですか?

A.全てにおいて真面目にまっすぐに取り組むことができる方はとても向いている仕事だと思います。間違ったことがあれば素直に謝ることができたり、人の話に耳を傾けられることもこの仕事においてはとても大切な要素です。人と人とがふれあう現場ですから誠実さは欠かせません。

新人さんも大歓迎!プリセプター制度で初めての方もしっかりと指導していただける環境があります。困ったことやわからないことがあればチームのみんなでサポートいたします。特に楽寿園は課を超えた横のつながりがとても厚い施設です。イベントひとつもお互いが自然と協力しあってより良いものを作り上げようと一丸となっています。たくさんの人たちと繋がりあえることで困ったことがあれば必ず誰かが助けてくれます。ぜひ安心してお越しいただければと思います。

従来型施設 介護職 勤務3年目:藤本優実さん

その方の思い出の一部になるような温かなケアを届けたい

Q.こちらに入職されたきっかけや決め手になったことを教えてください。

A.介護の世界に興味を持ったのは学生時代の職場体験からでした。実際に介護の仕事を体験してみて、とても自分にあっているのではないかと思いました。自分自身も幼い頃に同居していた祖母が脳梗塞で倒れた経験があり、できる範囲ではありましたがお手伝いも進んでやっていましたので介護の仕事は自分にとってもとても自然なものでした。楽寿園を入職先として選んだきっかけとしては、ホームページを拝見した際に温かな雰囲気が感じられて、とても素敵な職場だと思ったからでした。面接の際に実際にこちらを訪れた際にも、想像していた以上にみなさんが温かく迎えてくださって、ご縁を肌で感じました。利用者さんもスタッフ同士もここはみんなの笑顔が常に溢れている場所なのでとても楽しく働くことができています。

Q.現在のお仕事内容や大切に考えられていることなどを教えてください。

A.私は従来型の特別養護老人ホームにて勤務しています。特養ですのでやはり介護度の高い方もこちらには多くいらっしゃいます。スタッフは担当制で入所者さんの身の回りのお世話を中心にお手伝いさせていただいております。日々入所者さんと接する中で私が大切にしていることは「丁寧な言葉遣い」です。相手の立場に立って物事を考えること、自分がされて嫌だと思うことは相手には絶対にしないことをモットーにしています。高校卒業後すぐにこちらに入職しましたが、学校の授業で学んだ程度の知識とヘルパー2級の資格しか持っておらず、実際の現場で必要となる細やかな知識や技術はすべてこちらに来てから本格的に学ばせていただきました。特養の施設にいらっしゃる方々に対しても、こちらに来るまでは漠然としたイメージしか持てていませんでしたが、実際にはとてもお元気な方が多くて驚かされるほどです。例えば手先が器用で自分のことはできるだけ自分でやろうと努力されていらっしゃる方、自分らしさをいつも忘れずに小さな楽しみを見つけて何にでも前向きに取り組まれている方などと深くお話しさせていただける機会があるときなどは「もっと私も頑張らなければ!」と逆にみなさんに励まされたりもしています。入所者さん一人一人に生きてきた道のりがあり、ストーリーがあります。その方の持っていらっしゃる大切な思いにしっかりと耳を傾けて、穏やかな毎日を送るためのお手伝いをもっとさせていただけたらと思います。

Q.この仕事を通じてやりがいや充実感を感じる瞬間はどんなときですか?

A.介護の仕事は人の温かな思いに包まれています。「ありがとう」という言葉がいつもあちらこちらに飛び交っていて自然と笑顔があふれます。特に入所者さんに頼りにされて声をかけていただけるときなどは本当に嬉しいですね。ここは看取りも含めた深いケアが必要となる場所でもあります。ご家族みなさんの思いもしっかりと受け止めながら、より良いケアとは何かをいつも考えさせられています。お見送りの際にはいつも悲しく、とめどなく涙があふれます。やはり人の最期を看取るという仕事は尊く特別なものです。まだまだ未熟者ではありますが、今できる自分のベストなケアを全力で見つけ出したいと心から思います。

Q.この仕事を通じて感じるご自身の成長とは?

A.実は私はとても人見知りな性格で、初対面の人と話すことなんてとても苦手なことでした。しかしこの仕事に携わるようになって、人と深く関わることの楽しさやコミュニケーション能力という点でもとても成長したように思います。入所者さんだけでなく、スタッフ同士においても活発なコミュニケーションは必須です。人の命を預かる緊張感のある現場でもありますから、チームとしての連携もとても重要です。そういった意味でも自分から積極的に声をかけられるような前向きな性格に変われたように思います。

Q.これからの目標や達成してみたいことはありますか?

A.先日、介護福祉士の資格試験を受け、無事合格いたしました。当施設においての最短記録更新ということもあったそうで、職場のみなさんも一緒になって喜んでくださいました。「この人にお世話されてよかった」と入所者のみなさんにももっと心から感じていただけるような、そんな頼りがいのあるスタッフに成長できたらと思います。その方にとっての思い出の一部になるような、温かさが伝わるアプローチをこれからも目指していきたいと思います。

Q.職場の風土や雰囲気を教えてください。

A.こちらの施設はスタッフの数もとても多く、若手からベテランまで幅広い方々がいらっしゃいます。研修体制も充実していて、各自学んできたことは持ち帰って職場のみんなに共有する活動を必ずしています。知識や技術をみんなでシェアしてお互いを高めるような取り組みを通じて、自分自身も正しい知識をしっかりと身につけられて自信を持つことができています。夜勤もありますが、その分しっかりとお休みもいただけているのでリフレッシュする時間も十分確保できています。困ったことがあれば何でも相談できる優しい先輩たちばかり。親身になって答えてくださる方たちばかりですので、安心して自分の仕事と向きあえています。

Q.この仕事に向いている方や「こういう人と一緒に働きたい」と思われる方はどんな方ですか?

A.なによりも笑顔が素敵な方はいいですね。まずは自分自身が楽しんで仕事に取り組めることが大切です。介護の現場は気持ちを伝えあう場所でもあります。学び続ける姿勢もとても大切ですし、利用者さんとのふとした会話の中に新しい発見を見つけることもあります。分野を問わず、さまざまなことに触れて興味を持てる方はとても向いている仕事ではないでしょうか。介護の仕事に少しでも興味をお持ちの方は、ぜひ一度こちらに見学にいらしていただけたらと思います。